情報を瞬間移動させる量子テレポーテーション、100kmの新記録を樹立

「どれだけ遠くに」離れていても、片方の量子の情報がもう片方の量子へと「瞬時に」情報が伝わるのだそう。「瞬時に」というのはもちろん光速よりも速く。というのも実際に情報がその距離を移動しているわけではないからだそう。まさにテレポーテーションですねぇ。

しかもそれは理論のみで考えていることではなく実際に測定できたみたいだから驚き。記事では100キロメートルの距離で観測できたそうです。

相対性理論大好きっ子からするとこの現象はかなり意味不明。一体何がどう伝わっているんだろう。光でさえもどういうのもなのかよく分からないのに…。物理もまだまだ謎だらけですね。

Nikon|光と人の物語|双子の光と量子テレポーテーション

テレポーテーションはもはやSFだけの話ではない。1998年、世界で初めて完全な量子テレポーテーションを実現したのは、当時ニコンに所属していた古澤明氏(現・東京大学助教授)を中心とするカリフォルニア工科大学の研究グループだった。彼らが成功した「双子の光」を使った量子テレポーテーションとはどのようなものだろうか? 「天の川の西の岸にすぎなの胞子ほどの小さな二つの星が見えます。あれはチュンセ童子とポウセ童子という双子のお星さまの住んでいる小さな水精のお宮です」。 日本人が愛した宮沢賢治の心温まる童話「双子の星」はこうして始まる。双子の星は「星めぐりの歌」に合わせ銀の笛を一晩中吹く。それが王さまに命じられた二人の仕事だ。悪いほうき星がきても、二人は手を取り合い、清らかなやさしい心で問題を解決する。影絵作家・藤城清治氏の「双子の星」。宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」に基づく影絵作品。「双子の星」はこのように他の作品の中にも登場している。 ©Seiji Fujishiro/HoriPro 2005 「双子の星」は賢治が22歳の時に初めて書いた童話で、賢治はこれを家族に読み聞かせた。双子の星はその後も賢治の作品「銀河鉄道の夜」や「手紙 4」に登場する。「手紙 4」では、妹トシが亡くなる際に賢治が雪をすくって食べさせたように、チュンセがポウセ※1に雪をすくって食べさせるシーンがある。賢治は自分と仲の良い妹トシを双子の星に例えた。双子という不思議な運命、特別な結びつきに自分たちを重ねたかったのかもしれない。 同時に生まれる“双子”の中には、科学的にきってもきれない特別な結びつきをもつものがある。その一つが、ひとつの光の粒から同時に生まれ、お互いの運命に影響し合う二つの光の粒「双子の光」である。双子の光はお互いの存在なくして説明することはできない。そしてその特別な関係から、双子の光は「量子テレポーテーション」を可能にする。 「双子の光」のきってもきれない関係を「エンタングルメント(もつれ合い)」という。エンタングルした二つの光子の状態は、片方の状態によってもう一方の状態が決まる。たとえ何万キロ離れていても、お互いの運命が影響し合う不思議な関係だ。このエンタングルメントが量子テレポーテーションを実現する鍵になる。 エンタングルメントを理解するため、ここでは同時に生まれたふたつのエンタング

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